「記事に画像を入れたいけれど、どこに何枚入れればいいか分からない…」
画像選定は、ブログやWEBライティングをしている多くの人が直面する悩み。
「H2の下には必ず画像を」「ALT(代替テキスト)にはキーワードをしっかり詰めろ」なんてノウハウやマニュアルがありますが、実際はどうなのでしょう?
その通りに実践しても思うように成果が出ないな?と感じている人も少なくないはずです。
実は、Googleの画像に対する評価基準は、ここ数年で大きく進化しています。なんとなく入れた「中途半端な飾り画像」は、検索エンジンに見抜かれ、容赦なく淘汰されているのが現状です。
でも、Googleが賢くなったからこそ、私たちはもっと「素直に」読者と向き合えばいいだけ。
今回は、8年の現場経験で培った迷わない画像選定の黄金比と、成果を出すための最適解をお伝えします!
【黄金比】文字数別・適切な画像枚数と配置の基本形
まず、迷いがちな「枚数と場所」の基本形を整理しましょう。
画像は多ければ多いほど良いわけではありません。ページの読み込み速度(PageSpeed)を落とさず、かつスマホでスクロールしたときに読者の目が疲れない「黄金比」がこちらです。
- 1,500〜1,600文字程度の場合:2〜3枚
- 3,000~4000文字程度の場合:3〜5枚
- 5,000〜10,000文字の超長文の場合:5〜8枚
この枚数を、以下の「基本の配置パターン」に当てはめていきます。
画像を挿入する「4つの定位置」
- アイキャッチ: 記事の顔。SNSでシェアされた際にも表示される最重要画像。
- 最初のH2(見出し)直下: リード文(導入)を読み終え、いよいよ本文に入る最初のステップ。ここで視覚的イメージを植え付けることで、離脱を防ぎます。
- 途中のH2直下(1〜2枚): 文字数が多くなる場合、読者の「目の休息(リズム)」として挟みます。
- まとめ: 読了後の満足感を高め、最後の行動(クリックやSNSシェア)へ促すための締めくくり。
テキスト主体 vs 画像主体の判断基準
「画像が足りないかも…」と無理に増やす必要はありません。判断基準はとてもシンプルです。
- テキスト主体でいい場合: 思考、概念、手順など「論理的な理解」を求めるテーマ。画像はあくまで「補足・箸休め」です。
- 画像主体になる場合: 状態、デザイン、場所、操作画面など「百聞は一見にしかず」のテーマ。画像がないと説明が成り立たない場合は、画像を惜しみなく使いましょう。
5,000文字を超える超長文における「役割シフト」
文字数が5,000〜10,000文字を超える超長文になると、画像の役割は「読者の箸休め」から「読者の遭難を防ぐための、案内板(マイルストーン)」へと大きくシフトします。
長文記事では大見出し(H2)が6〜10個以上並ぶことも珍しくありません。しかし、すべてのH2直下に画像を置いてしまうと、画像が多すぎてノイズになり読み飛ばされたり、スマホでの表示速度が致命的に低下したりします。

多い方がいいってわけでもないのか~…
そのため、文字数に合わせて画像の種類も以下のように変化させましょう。
| 文字数 | 主な画像の役割 | 選ぶ画像の種類 |
|---|---|---|
| 1,500字前後 | 視覚的なイメージの想起、離脱防止 | 感情やシーンを伝えるイメージ写真 |
| 3,000字前後 | 読者の目の休息、リズム調整 | 場面の切り替えを示す写真、軽い補足 |
| 5,000字〜 | 複雑な情報の「構造化」と「要約」 | 図解、比較表、フローチャート、一次情報の証拠写真 |
超長文では、ただのおしゃれなフリー素材ではなく「文字で読むと3分かかる内容を、3秒で理解させるための図解や表」や「一次情報の証明となる実物写真」を意図的に混ぜていくのが、読者にとってもSEO(E-E-A-T)にとっても最も効果的です。
【実例】約6,000文字(H2が8個)の黄金配置モデル
以下はあくまで例ですが、すべての見出しに置くのではなく、以下のように「緩急」をつけて配置します。
- アイキャッチ(必須:記事の顔)
- H2(1)直下:【画像1】(必須:導入直後の離脱防止イメージ)
- H2(2):画像なし(テキスト主体でテンポよく読ませる)
- H2(3)直下:【画像2:図解・比較表】(少し小難しい概念を整理する図)
- H2(4):画像なし
- H2(5)直下:【画像3:現場の証拠・一次情報写真】(後半戦。読者が飽き始めるタイミングで、信頼性の高い実物写真を投入して引き戻す)
- H2(6):画像なし
- H2(7)直下:【画像4:手順のフローチャート】(具体的なノウハウを視覚的に整理)
- H2(8):画像なし
- まとめ直下:【画像5】(全体の要約図解、または読了後の満足感を高めるイメージ)
なぜ、中途半端な「飾りだけのフリー素材」は淘汰されるのか?
かつては「文字ばかりだと飽きるから、適当におしゃれなフリー素材を並べておこう」という手法が通じました。しかし、今はその「中途半端な飾り」こそが、記事の評価を下げる原因になりかねません。
理由は2つあります。
① Googleの「文脈を読み取る目」が人間並みに進化した
現在のGoogleは、画像そのものを解析するAI技術を持っているだけでなく「画像の周りにある文章」をセットで読んで、画像の意味を理解しています。 つまり、文章の流れを無視してポンと置かれた画像は、「文脈がズレているノイズ」として判断されるようになってしまったのです。
② 「どこかで見たフリー素材」の価値暴落
AIによる記事の量産が進み、ネット上は「当たり障りのないおしゃれな画像」で溢れかえっています。 今、Googleや読者が本当に求めているのは、他人のコピペではなく「一次情報(体験談)」の証明としての画像です。
スマホで撮った少し不格好な写真であっても、「実際にその場所に行き、体験した証拠」として貼られた写真は、どんなに綺麗でおしゃれなフリー素材よりも圧倒的なSEO価値(E-E-A-T)を持ちます。
【最適解】設置場所で変わる「=(イコール)関係」の作り方
では、Googleにも読者にも評価される「正しい画像の置き方」とは何でしょうか? それは「画像と周辺テキストをイコール(=)の関係にする」ということ。
ここでよく「見出し(H2)のすぐ下に画像を置く場合、直前の文章はどうするの?」という疑問が生まれます。 実は、画像を置く場所によって、この「イコール関係」の作り方は2つのパターンに分かれます。
パターン①:見出しのすぐ下に配置する場合(セクション全体の補足・イメージ)
見出し(H2)の直下に画像を配置する場合、「見出しそのもの」が直前のテキスト(呼び水)の役割を果たします。
【見出し(呼び水)】: カフェ〇〇の、とろけるパンケーキを実食!
📷 ここにパンケーキの画像 🥞
【本文の出だし(回収・説明)】: 運ばれてきた瞬間、甘い香りが漂うパンケーキは、口に入れた瞬間にふわっと消えてしまうほどの柔らかさでした。
見出しでこれから語るテーマを宣言し、画像を挟み、直後の本文でその内容を詳しく回収する。これで完璧な「イコール関係」が成立します。
パターン②:文中に配置する場合(特定の記述・図解の補足)
本文の途中に割り込ませるように画像を置く場合は「画像を挟んだ直前・直後の1行(1〜2文)」でイコール関係を作ります。長文であればあるほど、この文中画像が「文章の流れを繋ぎ止めるためのボルトとナット」になります。
分かりやすい具体例で比較してみましょう。
❌ 迷子になりがちな「ズレた配置」の例
【テキスト(画像の前)】 お店のメニューは豊富で、ハンバーグやパスタ、デザートまで揃っています。特にポテトはおすすめです。

【テキスト(画像の後)】 ちなみに、店内の席数は20席ほどで、木目調の落ち着いた雰囲気でした。
この場合、画像の上では「メニュー全体の話」をしていて、画像の下では「店内の雰囲気の話」をしています。写真はポテトなのに、周辺テキストと「=」になっていません。読者もクローラーも一瞬フリーズしてしまいます。
⭕️ 読者もGoogleも納得する「イコールの配置」の例
【テキスト(画像の前)】 北海道産のホクホクしたポテトに、目の前で温かいラクレットチーズをたっぷりとかけてくれます。

【テキスト(画像の後)】 チーズの塩気とポテトの甘みが絶妙で、これだけでもお店に来た甲斐がありました。
直前の1行で「今からこの画像を見せますよ」という心の準備(文脈のセット)をさせ、直後の1行で「この画像が言いたかったのは、こういうことですよ」と意味を回収(念押し)しています。
画像と周辺の言葉が完全に「=(イコール)」で結ばれていますよね。この前後1行のスムーズな設計こそが、現代の画像選定の肝です。
超長文での「呼び水」と「回収」の工夫
5,000字を超える記事では、読者がスクロールするスピードが速くなります。そのため、以下のような言葉を意識して前後1行に配置すると、より効果的です。
直前の1行(呼び水): 「ここまでの複雑な関係性を、1枚の図にまとめたのがこちらです。」
📷 図解画像 📷
直後の1行(回収): 「この図の通り、〇〇を優先することが、結果的に最短ルートになります。」
クローラーにも読者にも親切な「ALTテキスト」の書き方
画像の「代替テキスト(ALT)」についても、昔のSEOマニュアルのように「キーワードを詰め込む」のは逆効果です。スパム判定されるリスクさえあります。
ALTテキストを書くときの正しい基準は 「もし、この画像が表示されず、代わりに文字だけが表示されるとしたら、前後の文脈が繋がるようにどう説明するか?」です。
先ほどのラクレットポテトの画像なら、
- 悪い例: alt=”ポテト ラクレットチーズ カフェ おすすめ グルメ”(キーワードの羅列)
- 良い例: alt=”ホクホクのポテトに温かいラクレットチーズをたっぷりかけている様子”(自然な説明文)
これなら、画像が読み込めない場合や、音声読み上げソフトを使っている読者、そして検索エンジンのロボットのすべてに対して親切で誠実な対応になります。
なぜこの記事には、画像が「ほとんど」ないのか?
ここで、少し面白い種明かしをさせてください。
ここまでこの記事を読んできて、あなたはある「異変」に気づきましたか?
実は、この記事で使われている画像は、冒頭のアイキャッチ画像と、中盤に紹介した「ラクレットポテトの写真」の合計3枚だけです。5,400字近い大容量のコンテンツであるにもかかわらず、です。
「画像が少ないと読者が飽きて離脱する」というのが、これまでのWEBライティングの常識でしたよね。 しかし、あなたはここまで、退屈することなくスラスラと、しかも一気に読み進めてこられたはずです。(そう思いたい)

なんでこんなに画像が少ないのに、ちゃんと読めたの~??
その理由は2つあります。
① テキスト装飾(吹き出しや枠)で「視覚的なリズム」を作っていたから
すべての見出しの下に中途半端なフリー素材を挟む代わりに、キャラクターの対話(吹き出し)や、重要なポイントを囲む「装飾ボックス」を適度に配置しました。
人間は、単調な文字の壁には飽きますが、こうした「装飾の凹凸」があるだけで、脳が自然とリフレッシュされ、飽きずにスクロールを続けられるのです。
② 画像を置いた場所では、周辺テキストと完全に「イコール関係」だったから
たった1枚だけ挟んだ「ラクレットポテトの写真」の前後1行を覚えていますか? あの写真の前後では、完全にポテトとチーズの描写だけを徹底し、文章と写真をイコールで結びました。
脳に無駄なノイズを与えず、流れるように理解できたからこそ、あなたの読書スピードは一切落ちなかったのです。
これこそが、私がこの記事の構造そのものを使って証明したかった「画像選定と引き算のリアルな成果」。
おしゃれなフリー素材を何十枚も探して、詰め込む必要はありません。 「本物の情報(イコール関係)」を置いて、あとは「テキストの工夫」で読者を優しくナビゲートする。
この記事の構造こそが、今すぐできる最善の対策です。
まとめ:小手先のテクニックに振り回されないために
Googleのルール(アルゴリズム)は日々変わりますが、この「読者の理解を助けるために、文脈に沿った画像を置く」という本質は、私がSEOライターになってからのこの8年間変わってきませんでした。そしてきっと、これからも変わることはないでしょう。
「もっとたくさん画像を入れなきゃ」「おしゃれなフリー素材を探さなきゃ」と焦る必要はまったくありません。
あなたの書いた言葉(直前直後の1行)と、あなたが選んだ画像が「=(イコール)」で結ばれているか。
それだけを意識して、わかりやすくあらすじをつけてあげるだけで、あなたの記事は読者にとってもGoogleにとっても、価値ある1ページになります。
ぜひ、挑戦してみてくださいね!

次に書く記事の「前後1行」から、わかりやすく整えてみよう!
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コメント
いつも勉強になるコラムをありがとうございます!
質問がありコメントさせていただきます。
“画像を挿入する「4つの定位置」”として「H2直下」が書かれていますが
“【超重要】画像と周辺テキストの「=(イコール)関係」”の中に書かれている”画像を挟んだ直前・直後の1行(1〜2文)”は別の話になってるのでしょうか?
「直下」というのが文字通りH2の直下に画像を配置するのであれば、画像前にテキストを入れ込めない?と受け取ってしまっており、有益なコラムの理解がしっかりできていない状態になっています🥲
勉強不足な質問で申し訳ありません💦
ふじのひらとさん、質問とご指摘ありがとうございます!
ここは説明不足でしたね!
基本的に画像を設置する位置は、見出しのすぐ下、もしくは文中です。
①そのセクション(見出し)の内容を補足するのであれば、見出しのすぐ下に。
②本文中の内容を補足するのであれば、文中に設置します。
記事中の例にあるように、文中に挟む場合(②)は前後の流れを分断することなく、その画像がなくても意味が通るようにします。
こうすることで、内容を補足しながら、万が一画像が読み込めなくても意味が通る記事を目指すのがベストかと思います。
この辺りは改めて本文に組み込みます。
ありがとうございます!