「ユーザーファーストで書きましょう」
「読者の悩みにとことん寄り添いましょう」
耳にタコができるほど聞く言葉ですが、これを「読者のために自分を殺して尽くすこと(自己犠牲)」だと思っていませんか?
もしそう思っているなら、それは大きな誤解です。
なぜユーザーファーストにするのか。その理由はたった一つ。
「あなた自身の『願い(エゴ)』を叶えるため」です。
今回の話は、前回の「なぜSEOをやるのか」の深掘り。ユーザーファーストを実践する理由について「こみつ式」の考え方を紹介していきます。
なぜユーザーファーストにするのか?
私たち書き手には、必ず「願い」があります。
「自分の記事を読んでほしい」
「商品を買ってほしい」
「ファンになってほしい」
これがすべての原動力(エゴ)です。
しかし、残念ながら読者は「あなたの願い」には1ミリも興味がありません。読者が興味を持っているのは「自分の悩み」だけです。
あなたが言いたいことをそのまま叫んでも、誰にも届きません。
そこで必要になるのが「ユーザーファースト」という名の「変換技術」です。
つまり、相手のために書くふりをして、結果として相手があなたの元にたどり着く確率を上げる。
ユーザーファーストとは、「あなたのエゴ」と「読者の知りたい」を接続し、Win-Winを作るための唯一の生存戦略なのです。
「答え」ではなく「問い」に応える
では、具体的にどうすればいいのでしょうか。
Googleなどの検索エンジンは「ユーザーファースト」を掲げていますが、これは単に「正しい答え」を置けばいいという意味ではありません。
大切なのは、検索キーワード(行動)の奥にある「問い(心の声)」に気づくことです。
単に「書き方のノウハウ(答え)」を提示するだけでは不十分です。
必要なのは、その奥にある「読まれない不安」や「認められたい気持ち」にまで「応える(Response)」こと。
「完璧な正解」を教える先生になる必要はありません。
「私もそうだったよ」
「こう考えたら楽になったよ」
「こんな方法を試したよ」
と、読者の心の問いに寄り添う姿勢こそが、検索エンジンにも読者にも愛されるコンテンツの正体です。
「でも、私の答えなんて誰が待っているの?」
「理屈はわかった。でも、私が昨日食べたランチの話や、ありふれた育児の失敗談なんて、一体誰が求めているの?」
「専門家でもない私の答えなんて、誰も待っていないはずだ」
そう思うのは当然です。
あなたの「日常」をそのまま出しても、それはただのノイズ(雑音)にすぎません。しかし、その「ありふれた体験」にこそこの上ない価値があるのです。

なぜなら、その体験談は、あなたしか持っていないから!
たったひとつの、ここでしか出会えないヒントだからです。
ここでポイントになるのが、検索者の悩みに合わせた「チューニング(周波数合わせ)」です。
あなたの「日常」を「救い」に変える変換
あなたの体験は、そのままでは届きませんが、検索されている言葉(クエリ)に合わせてチューニングすることで、誰かの「探していた答え」に変わります。
- そのままだと▶ただの日記
- チューニング後▶「肉じゃが 隠し味」「肉じゃが マンネリ」「肉じゃが 飽きた」
- 「いつもの味に飽きて困っている人」への提案に。
- いつも作っている人が対象になる。
- そのままだと▶個人的な失敗談
- チューニング後▶「朝活 続かない 自己嫌悪」「朝活 起きれない」「朝活 二度寝」
- 「自分だけじゃないと安心したい人」への共感に。
- 実はそれでも頑張りたい、挑戦したい気持ちの表れ?
• あなたの「昨日買ったガジェット」
◦ そのままでは:自慢話
◦ チューニング後:「〇〇(商品名) デメリット」 → 「買う前に失敗したくない人」の判断材料になります。
待っているのは「正解」ではなく「選択肢」
「その答えを待っている人がいる」というのは、あなたの今のままの記事を待っている人がいるという意味ではありません。
あなたの体験の中に眠る「読者の『困った!』を解決する種」を待っている人がいる、という意味です。
また、読者は必ずしも100点満点の「正解」を求めているわけではありません。
「私はこうしたら失敗したよ」「こっちはうまくいったよ」という、判断するための「選択肢」や「サンプル」を求めていることも多いのです。
だから、「私なんかが」と思う必要はありません。
あなたの持っている「体験」という宝物を、ほんの少し相手が受け取りやすい形に「翻訳(チューニング)」してあげるだけ。
その一手間こそが、あなたの記事を「読まれるコンテンツ」に変える魔法なのです。
まとめ:ユーザーファーストは、あなたの「願い」を叶える生存戦略
ユーザーファーストの本質は、自己犠牲ではなく、「書き手であるあなたの願い(エゴ)を実現するための、最高の戦術」です。
読者はあなたのエゴではなく「自分の悩み」にしか興味がありません。
だからこそ、あなたの「エゴ」と読者の「知りたい」を繋ぐ「変換技術」が必要になります。
この技術とは、単にノウハウ(答え)を提示するだけでなく、検索キーワードの裏にある「問い(心の声)」に寄り添い、あなた自身の「ありふれた体験」を、誰かの「救い」となる選択肢へとチューニング(翻訳)すること。
「相手のために書くふりをして、結果として自分の元にたどり着く確率を上げる」
このWin-Winの構造こそが、あなたのコンテンツをノイズ(雑音)ではなく、読者に愛される「純度の高いメッセージ」にするのです。
あなたの「言葉の設計図」を磨き、最高の形で世界に意志を届けましょう。

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